地中海珊瑚は、日本産珊瑚にも引けを取らない美しさを誇る宝石珊瑚です。
当社は、地中海珊瑚専門業者として、加工・卸売を通じて
消費者の皆様に珊瑚の素晴らしさをお伝えしてまいりたいと思っております。
もちろん当社の扱う珊瑚製品はすべて「PS加工」済み。
いつまでも安心して宝石珊瑚をお楽しみいただけます。
地中海珊瑚の産地
地中海珊瑚とはその名の通り地中海沿岸(主にフランス・イタリア・スペイン・ギリシャなど)で採取される宝石珊瑚のこと。古くから珊瑚の採取漁場として名高いイタリア・サルディニア島にちなみ、業界では「サルディ」と呼ばれています。日本では胡の国(ペルシャ/現在のイラン)を経てシルクロードより渡って来たと言われることから「胡渡珊瑚(こわたりさんご)」とも呼ばれています。その歴史は古く、なんと正倉院の宝物蔵に収蔵されている珊瑚はすべて地中海珊瑚なのです。
地中海珊瑚の色合い
色は一般的には日本産に比べ色味が劣るといわれています。しかし極めて少量ですが日本産に負けない濃い赤色のものもあります。弊社は地中海珊瑚の専門業者として、世界一厳しい日本の消費者に選んでいただくため、リング用の珠(たま)には日本産に負けない濃い色の珊瑚だけを選んでいます。主取引先である珊瑚業者でも驚くほどの濃い赤の珊瑚を扱っています。
現在国内で販売されている赤い珊瑚の数珠は9割以上が地中海珊瑚です。
※リング用の珠は半製品のため一般小売りはしておりません。ご希望の方には信頼できる業者をご紹介します。
「フ」が無い地中海珊瑚
地中海珊瑚の大きな特徴として日本産珊瑚に見られるような「フ(色ムラ・白い模様)」が無いことが上げられます。色が均一なため非常に美しい仕上がりとなります。
また原木自体が小ぶりなため(原木の高さは20~30cmほど。枝の直径は10~15mm)作れる丸玉は6㎜前後となります。逆に10㎜以上の丸玉は希少性が高くなります。
そのため地中海珊瑚の大半はビーズ・ネックレス等のアクセサリーや念珠などに使用されています。
※左上:白い模様(フ)の無い地中海珊瑚、右下:フのある日本産赤珊瑚
地中海珊瑚の製品(一例)
弊社地中海珊瑚の取り扱いをご検討いただける業者様へ
有限会社白楽では、弊社の地中海珊瑚製品をお取り扱いいただける販売店様など業者様を募っております。
取扱いを希望される業者様は、下記よりメールで、またはお電話にてお申込み・お問い合わせください。
その他の珊瑚について
赤珊瑚
赤珊瑚の主な産地は日本です。 特に高知県室戸岬沖で採れる赤珊瑚は有名で、その色合いと美しさから海外でも非常に人気です。なかでも濃い赤色のものは「血赤珊瑚」と呼ばれ最高級品とされています。現在では採取量が少なくなりますます希少価値が上がっています。 また、「フ」と呼ばれる色ムラは日本産の赤珊瑚にしかありません。
桃色珊瑚
桃色珊瑚は日本近海の広い範囲に生息する珊瑚で、海底300m〜500mで採取されます。色は淡い桃色からオレンジや赤に近い色まで様々です。高知県沖で採れる桃色珊瑚が有名で、よく彫刻細工に使われます。また、桃色珊瑚の仲間で「ボケサンゴ」と呼ばれる原木が淡いピンク色をした種類もありますが、現在ではほとんど採れない「幻の珊瑚」と言われています。
白珊瑚
白珊瑚は中部太平洋(ミッドウェイ)及び日本沿岸から東シナ海、南シナ海を経てフィリピンやベトナムに到る海域に広く生息しています。桃色珊瑚に似ていますが、色は純白に近い物から薄い桃色、また象牙色(淡黄白色)まで様々。象牙色や純白に近いものは希少性が高く細工がより際立ち仕上がりも美しいため高値で取引されます。